[ロンドン 26日 ロイター] – 英民間調査機関の経済ビジネス・リサーチ・センター(CEBR)は、26日に公表したリポートの中で、インドが来年、英国とフランスを抜き、ドルベースで世界第5位の経済になるとの見通しを明らかにした。
CEBRのダグラス・マクウィリアムズ副会長は、インド経済には高額紙幣廃止や物品・サービス税(GST)の導入など「一時的なマイナス要因はあったが、それでも英仏に追い付いた。2018年には両国を抜き、ドルベースで世界第5位の経済に躍り出るだろう」と語った。
中国については、2032年に米国を抜いて世界一になると予想。「トランプ大統領の通商への影響が当初の想定ほど大きくないため、米国は前回予想したより1年長くナンバーワンの座を維持する」とした。
英国は向こう2年ほどはフランスに後れを取るものの、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の英経済への影響は想定よりも小さなものにとどまり、2020年には再びフランスを追い越す、と予想した。
CEBRはロシアに関しては、エネルギーセクターに依存し過ぎていると分析し、原油安に対する脆弱性を指摘。経済規模は現在の世界11位から、2032年までには17位に転落するとの見通しを示した。
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