[ソウル/ワシントン 25日 ロイター] – 北朝鮮が25日、米朝対話を行う十分な用意があるとしたことを受け、ホワイトハウスは北朝鮮とのいかなる対話も同国の非核化につながるものでなければならないとの見解を示した。
韓国大統領府の声明によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会見した北朝鮮の代表団は、米国との会合を開く意向を示したほか、南北関係と米朝関係の発展が密接に関連すべきと述べたという。
23日には米国が北朝鮮の核・ミサイル開発阻止に向け過去最大の制裁措置を導入すると発表。北朝鮮の国営メディアは25日、米国の制裁措置が朝鮮半島における衝突を引き起こしていると非難した。
ホワイトハウスは制裁措置の継続を表明。声明では「対話の準備があるとする北朝鮮のメッセージが非核化に向けた第一歩なのか確認したい」とした上で、「その間に米国と世界は北朝鮮の核・ミサイル開発が手詰まりであることを引き続き明確にしなければならない」とした。
文大統領と北朝鮮の代表団、およびトランプ米大統領の長女イバンカ大統領補佐官は25日、平昌冬季五輪の閉会式に出席。ただ米政府高官によれば、イバンカ氏と北朝鮮の代表団との接触は無かったという。
また韓国政府によると、文大統領と北朝鮮の代表団を率いる朝鮮労働党中央委員会の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長は平昌で会見したと明かした。
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