[ブリュッセル 10日 ロイター] – 日本と欧州連合(EU)は10日、米国が発動を決定した鉄鋼・アルミ輸入制限について、適用の免除を米国に要求した。同日の会合には、世耕弘成経済産業相、マルムストロム欧州委員、ライトハイザー米通商代表が出席。
世耕氏は冷静な対応を求めた。
日欧は、今後も協議を継続する必要があるとの立場を表明。マルムストロム委員はライトハイザー代表と「率直な」協議を行ったとした上で、適用免除の手続きが明らかになっていないとの認識を示した。
協議は次週も続けられる。
世耕氏は、ライトハイザー氏に日本側の懸念を伝え、市場が混乱するリスクを指摘したことを明らかにした。ライトハイザー氏からは対日貿易赤字に関する話はなく、日程と手続きの説明しかなかったという。
世耕氏は、日本が対応措置を講じる場合は、世界貿易機関(WTO)のルールに沿ったものになるとの見通しを示した。
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