[11日 ロイター] – 英政府当局者らはサウジアラビア国営石油会社アラムコの海外市場での新規株式公開(IPO)について、2019年まで先送りされる可能性が高いとサウジ政府当局者らから通知されている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。
サウジ政府は当初今年下半期の上場を目指していた。
FTによると、ロンドン証券取引所がアラムコの上場先となる見込みはかなりあるが、準備などの問題から、海外市場への上場自体が早くても19年になる公算が大きいという。
サウジはリヤドでの上場に加え、アラムコを海外でも上場する方針。上場先はニューヨークとロンドンが最有力候補とみられている。
サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は先週、米CNNテレビのインタビューで、ニューヨーク市場を上場先に選ぶことでアラムコが米国で訴訟に巻き込まれるリスクを懸念していると述べた。
FTの報道に対するアラムコのコメントはこれまでのところ得られていない。
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