[東京 14日 ロイター] – 菅義偉官房長官は14日午前の会見で、日朝首脳会談の可能性について「まずは南北そして米朝首脳会談に向けて(日米韓)3カ国の間で緊密に政策をすり合わせることが大事」とし、「その上で、北朝鮮の核ミサイル・拉致問題の包括的解決に向けて取り組みを進めていく中で、何が最も効果的か、その観点から今後の対応を検討する」と述べ、具体的な発言は控えた。
ティラーソン米国務長官の更迭について、外交に特段の影響はないとの認識を示し、対北朝鮮政策でも日米韓の協力体制は変わりないとした。
ティラーソン国務長官から当面は副長官に職務が引き継がれることになっており、安倍晋三首相とトランプ大統領との間でのさまざまな案件も含めて「特段悪影響が生じるとは考えていない」と述べた。
その上で「引き続き日米韓の間で緊密に協力して、北朝鮮が完全に核放棄の実現するために、南北・米朝首脳会談を通じて北朝鮮から具体的行動を引き出すために最大限の圧力を続ける。このことは、日米韓で完全に一致している」との認識を繰り返した。
(中川泉)
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