[ワシントン 15日 ロイター] – マティス米国防長官は15日、今週国外で行った協議において、ティラーソン国務長官の更迭に関する話題は出なかったとし、同件に関して大部分が「米政府の問題」であるとの認識を示した。
マティス氏は、ティラーソン氏の更迭発表があった13日以降、バーレーンやアフガニスタンを訪れ、バーレーン首脳陣や北大西洋条約機構(NATO)のアフガニスタン特使らと会合していた。マティス氏が更迭発表後に公的に発言するの初めて。
マティス氏によれば、同盟国は米国との関係性が一個人との関係性より深いことを理解しているという。
ロイターは、トランプ米大統領がティラーソン氏を更迭したのは、北朝鮮の核問題への対応を巡る意見の相違が主な要因だったと報じた。トランプ氏は後任にポンペオ中央情報局(CIA)長官を充てるとしている。[nL3N1QX2AZ]
マティス氏はティラーソン氏との親密な関係にあり、1月には朝食を毎週共にし、一日に2─3度の意見交換を行うなど頻繁に連絡を取っていることを明かしていた。
一方、マティス氏がポンペオ氏と強固な関係を築けるかどうかは不透明。
マティス氏はティラーソン氏の更迭をいつ聞いたのかについてコメントを控えた。
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