[23日 ロイター] – 米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した23日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数は804基で、前週から4基増加した。増加は2週連続で、稼働数は2015年3月以来の高水準。
原油価格がほぼ3年ぶり高値水準に向けて上昇していることを追い風に、掘削業者が設備投資を増やす計画を実行に移していることが背景。
前年同期のリグ稼働数は652基だった。
23日までの1週間に米原油先物<CLc1>は1バレル=65ドル付近で推移。1月下旬につけた2014年12月以来の高値(66.66ドル)に接近している。
米金融サービス会社コーエンの調査によると、探鉱・生産(E&P)会社の今年の設備投資は805億ドルとなる見込み。前年は推定724億ドルだった。
パイパー・ジャフレー傘下でエネルギー業界分析を担当するシモンズのアナリストはこの週、石油・天然ガス掘削リグの2018年の平均稼働数を1015基、19年を同1128基と予測。これは前週の予想と同水準だった。
年初来の稼動リグ数は平均964基。昨年の平均は876基、2016年は509基、15年は978基だった。
3月30日はグッドフライデーで休日となるため、ベーカー・ヒューズは次回の稼働数のリポートを29日に発表する予定。
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