貿易不均衡「2国間だけの問題でない」と財務相、日米FTAを否定

2018/03/30
更新: 2018/03/30

[東京 30日 ロイター] – 麻生太郎財務相は30日の閣議後会見で、米国の通商交渉の姿勢について「2国間で交渉するというような傾向になってきている」と指摘した。その上で、米国が主張する貿易不均衡問題が「2国間だけの話になっているというのは、われわれとして避けたい」と述べ、米国との2国間交渉に否定的な見解を示した。

29日の参院財政金融委員会で、「森友(問題)のほうがTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」と発言したことを巡っては、「財務省にとってこの不祥事はでかい」とする一方、TPP11も「国際社会の中で見れば極めて大きな事件だった」と述べた。

(梅川崇)

Reuters