[東京 12日 ロイター] – 麻生太郎財務相は12日の参院財政金融委員会で、週刊誌でセクハラ疑惑が報道された福田淳一財務次官に対して、緊張感を持って行動するよう本人に口頭で厳重注意したことを明らかにした。立憲民主党の風間直樹委員への答弁。
12日発売の週刊新潮は福田次官が女性記者にセクハラと受け取られる行為を行っていたなどと報じていた。麻生財務相は「福田事務次官本人から私のところに来て話を聞いた」とし、次官から「記事の日時や相手との1つ1つのやり取りは定かではない。記事の内容を確認のしようがないが、誤解を受けないように気を付けて参りたい」と説明を受けたことを明らかにした。
そのうえで麻生財務相は「緊張感を持って(決裁文書の改ざん問題で)いま置かれている状況を考え、緊張感を持って行動しなければいけないとの訓戒を述べたことで、十分だと思う」とし、口頭で注意した経緯を説明。「本人から十分反省もあったと思っている」として現時点では処分する考えのないことを示した。
(竹本能文)
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