[ワシントン 24日 ロイター] – トランプ米大統領は24日、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長との首脳会談に向けた協議が順調に進んでいることを明らかにした上で、金氏は「とても立派な人物」と称賛した。その一方で「多くの時間がすべて無駄になるかもしれない」とも述べ、北朝鮮の非核化に対する過度の期待をけん制した。
トランプ大統領はマクロン仏大統領との会談後、記者団に対し「北朝鮮側が直接、首脳会談をできる限り早期に開催したいとの考えを伝えてきた。これは世界全体にとって素晴らしいことだ」と語った。
その上で「実に良好な協議が行われている。金氏は非常にオープンで、とても立派な人物と考える」と述べた。
トランプ大統領はこれまでに、5月末か6月ごろに米朝首脳会談を実現したいとの考えを示している。
米国は北朝鮮に対し「最大限の圧力」をかけ続けるとの姿勢を強調。また「同国の完全な非核化を望む」との発言の真意を問われ「北朝鮮自身が自国の核を除去するという意味だ。私が単純に事を起こして勝利宣言するのはたやすいことだが、そんなことはしたくない」と語った。
さらに「最終的な結果については様子を見るつもりだ。良いことが起きるかもしれないし、あるいは多くの時間がすべて無駄になるかもしれない」と話した。
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