今年の全人代(全国人民代表大会)の記者会見で共産党賛美の発言を繰り返す記者に白目を剥き、一躍有名人となった梁相宜記者は騒動後、初めてSNSを更新した。
投稿によると、梁記者は4月30日、北京で開催中の音楽フェスティバルに参加した。
3月中旬の記者会見で、中国指導部を持ち上げる発言を繰り返す米国「全米テレビ」の張慧君記者に対して、横に立っていた中国メディア「第一財経」の梁相宜記者は、白目を剥いた。この様子は、国営中央テレビで中継され、瞬時に話題となった。「あの白目は全国民の心情を代表した」と梁記者に対する賞賛の声が殺到した。さらに、張慧君記者が名乗る「全米テレビ」の正体は共産党から資金援助を受ける「偽海外メディア」とも暴露された。
一部のメディアの報道では、梁記者は騒動後「第一財経」から解雇された。梁記者の投稿はこれについて言及していない。
一方、香港紙・蘋果日報(4月24日付)によると、「全米テレビ」の張慧君記者は、現在国営中央テレビ(CCTV)に勤務している。4月に入ってから、張記者は微博に3回投稿した。
4月18日の投稿によると、張記者は司会者として、CCTVが主催する授賞式の司会を務めた。
(翻訳編集・張哲)