中国重慶市前トップの孫氏に無期懲役、収賄罪で

2018/05/08
更新: 2018/05/08

[北京 8日 ロイター] – 中国の天津市第1中級人民法院(地裁)は、収賄罪に問われた前重慶市トップの孫政才・前同市共産党委員会書記に対し、無期懲役の判決を言い渡した。国営の新華社通信が8日に伝えた。

孫氏は4月に同地裁で1億7000万元(2700万ドル)余りに上る賄賂を受け取ったと認めていた。

新華社によると、判決が言い渡されると孫氏は同地裁に「罪を認めると述べ、反省の意を表し、判決を受け入れて控訴しない意向を示した」という。

共産党は昨年7月に重慶市トップだった孫氏の交代を突然発表、後任には習近平国家主席の側近が就いた。政治局員だった孫氏はそれまで、習主席の後継候補の1人と目されていた。

Reuters