[シンガポール 10日 ロイター] – アジア時間10日午前の取引で原油先物は上昇。すでにタイトな市場の状況に加え、米国のイラン核合意離脱による制裁再発動への警戒感が広がっている。
イランは世界の石油供給の約4%を担う産油国。
北海ブレント原油先物<LCOc1>は1バレル=77.76ドルで2014年11月以来の高値に上昇。
米WTI原油先物<CLc1>も14年11月以来の高値となる1バレル=71.75ドルに上昇。0219GMT(日本時間午前11時19分)時点では71.67ドル付近で推移している。
イランの最大石油輸出先である中国では、上海原油先物<ISCc1>が3月の取引開始以来の大幅上昇で4%超上昇。
ゴールドマン・サックスは、米国による対イラン制裁と、ベネズエラをはじめとるす世界的な供給リスクにより、同社の北海ブレントの夏の相場予想82.50ドルを引き上げる可能性を示唆した。
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