[東京 16日 ロイター] – 菅義偉官房長官は16日午後の定例会見で、北朝鮮が同日午前、米韓合同軍事演習を理由に韓国との閣僚級会談を中止すると発表し、来月に予定される米朝首脳会談への影響も示唆したことに対して、「北朝鮮の動向には重大な関心をもって情報収集を常日頃行っており、引き続き状況を注視していきたい」と述べた。
その上で「歴史的な米朝会談が、北朝鮮による諸懸案の本格的解決に向かって前進する機会になるよう、わが国としては常に米国に対してわが国の立場を伝えている」と述べ、日本政府として米朝首脳会談に向けて関係国と準備を続けることに「変わりはない」と明言した。
同日公表された1━3月期の実質国内総生産(GDP)がマイナスに転じた点については、「景気が緩やかに回復しているとの認識に変わりはない」とコメント。賃上げなどの雇用・所得環境改善や、個人消費の持ち直し、設備投資の増加で景気回復が続くとの見解を強調した。
*内容を追加します。
(竹本能文)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。