[ワシントン 15日 ロイター] – トランプ米大統領は15日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に自身の直通の電話番号を教えたことを明らかにし、17日に電話会談を行う可能性を示唆した。
トランプ大統領はフォックスニュースのインタビューで、17日の「父の日」には何をするのかとの質問に対し、「北朝鮮に電話する」と答えた。
誰と話をするのかとの質問に対しては「北朝鮮の人々と話す。北朝鮮にいる米国人と話をする」と応じるにとどめ、明確にはしなかった。
トランプ氏はその後ホワイトハウスで記者団に対し、金正恩氏に直通の電話番号を伝えていることを明らかにし、「金委員長は何か困難なことがあれば電話してくることができる。私自身も金委員長に電話をかけられる」と述べた。
マティス米国防長官はこの日、米海軍大学の卒業式で演説し、12日にシンガポールで開催された米朝首脳会談について、過去が必ずしも未来を決定するわけでないことが示されたとしつつも、米軍は警戒の手を緩めないと強調。「北朝鮮との平和を築く道が開かれたが、世界のいかなる国であっても、米国は核兵器追求の動きに対し警戒を続ける」と語った。
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