中国軍との危険な接近、2016年以降18回=米軍

2018/11/05
更新: 2018/11/05

米軍の統計によると2016年以降、太平洋地域で米海軍と中国軍との専門性に欠ける危険な接近が18回起きている。米軍報道担当は米CNNの取材に答えた。

米太平洋艦隊の報道官ネイト・クリステンセン海軍中佐によると、期間中に19回の危険な外国軍との接近があり、18件が中国軍、1件がロシア軍だという。また、少なくとも2018年は中国戦闘機による米海軍偵察機への接近が3件あった。

クリステンセン報道官は、自由で開かれたインド太平洋地域において米軍は国際法の範囲で航海と飛行を継続すると述べた。

米海軍の公式統計によると、日本海、南シナ海、東シナ海、黄海では毎年何百もの軍事演習や訓練が行われている。海軍関係者はCNNのなかで、同地域における安全性と専門性に欠けた運転には強い懸念を示すと述べた。

「ミスのない安全な運転が軍にとっては最重要であり、危険で専門性に欠ける事案は強く懸念する。米軍はこうした事案に外交・軍事ルートを通じて対応する」

9月30日、南シナ海を航行中の米海軍イージス駆逐艦に中国軍の駆逐艦が接近した。その距離は41メートルにまで迫った。米軍は南沙諸島における中国の軍事拠点化を監視しけん制するために「航行の自由」作戦を実行していた。

(翻訳編集・佐渡道世)