[シドニー 13日 ロイター] – 着任したばかりのカルバハウス駐豪米大使は13日、中国が太平洋地域で影響力拡大を図っていることについて、「ペイデイローン外交」だとして批判した。キャンベラで記者団に対してコメントした。
ペイデイローンとは給料を担保とする短期の小口ローンサービスで、利息が非常に高い。
米国とその同盟国は、地政学的に重要な太平洋地域における影響力拡大を中国と競っている。中国は太平洋地域に積極的に融資しており、ペンス米副大統領は昨年末、小さな島国を「借金の罠」に陥れていると中国を非難した。
カルバハウス大使は、ペンス副大統領の対中批判は十分ではないとし「私ならもっと強い言葉を使うだろう。『ペイデイローン外交』とでも言おうか。一見魅力的なようだが、条件に注意したほうがいい」と語った。
一方、中国外務省の報道官は北京で、中国が太平洋の島国と協力していることについて、双方にとって良いことであり、これらの諸国に広く歓迎されていると強調した。
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