[ワシントン 10日 ロイター] – 米国のポンペオ国務長官が来週、ロシアでプーチン大統領やラブロフ外相と会談する。米国務省高官が10日、明らかにした。ロシアの「攻撃的で不安定化を招く行動」を巡って協議するという。
ポンペオ氏は国務長官として初めてロシアを訪れる。13日にモスクワへ移動して米大使館スタッフや経済界関係者と会う。14日にはプーチン、ラブロフ両氏と会談するためソチに向かう。
米高官によると、ポンペオ氏はベネズエラやシリアでロシアが果たす役割のほか、米選挙への介入計画、中距離核戦力(INF)全廃条約違反について自国の懸念を伝える考えだ。トランプ大統領は、ロシアと「生産的な対話」を行い、共有する利益を巡り協力する方策を見いだす重要性を強調したという。
米ロ両国はこれまで、北朝鮮の核兵器放棄に向けた取り組みにおいて、目標達成の方法全てではロシアと一致しないものの、建設的な話し合いを行ったと指摘。アフガニスタンの和平プロセスでロシアや中国などが果たす前向きな役割を歓迎するとした。
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