[ウィーン 10日 ロイター] – 国際原子力機関(IAEA)は10日の非公開会合で、イランがウラン濃縮度を4.5%に高めていると加盟国に伝えた。外交筋が明らかにした。
イラン学生通信(ISNA)によると、イラン報道官は8日、濃縮度4.5%突破したと言明していた。
IAEAは1日、低濃縮ウラン貯蔵量が上限の202.8キロを超え、205キロになったと指摘。10日の会合では213.5キロと説明した。
外交筋4人は、これらの数値を前日確認したと明かす。8日の濃縮度水準がリアルタイムに伝えるオンラインモニターで、10日報告した水準はサンプル分析の結果としている。
イランは核合意の前には20%まで濃縮していた。核兵器には90%程度への濃縮が必要だ。
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