[ワシントン 25日 ロイター] – 米財務省は25日、イランの金属メーカー4社と、イラン最大の鉄鋼メーカーであるモバラケ・スチールの海外子会社4社をブラックリストに掲載したと発表した。
これらの企業は、すでに制裁対象となっているモバラケの製品を販売することで、イランの鉄鋼、アルミニウム、銅、鉄鉱石部門に多額の利益をもたらしているという。
ムニューシン財務長官は、声明で「イラン政権は金属メーカーと海外の販売会社から得た利益を引き続き、世界の安定性を損なう行動に利用している」と述べた。
米国は2018年にイラン核合意から離脱して以降、イランの資金源を断つことを目指している。
今回発表された制裁の対象となるのは、モバラケ・スチールの子会社でドイツを拠点とするタラ・スチール・トレーディング、アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とするパシフィック・スチールFZE、ベター・フューチャー・ジェネラル・トレーディングおよび、Tuka Metal Tradingなど。
このほか、サウス・アルミナム・カンパニーやSJSCOなど、イランの金属メーカーも対象となった。
これらの企業は米国内の資産が凍結されるほか、米国人との取引が禁止される。
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