WTO次期事務局長、8カ国から候補者が名乗り

2020/07/09
更新: 2020/07/09

[ジュネーブ/ブリュッセル 8日 ロイター] – 世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選出を巡り、メキシコやモルドバなど8カ国から候補者が名乗り出た。任期より1年早い今年8月末で辞任するアゼベド現事務局長(ブラジル出身)の後任を目指す。

これまでの歴代の事務局長6人は欧州出身が3人、残りがタイ、ブラジル、ニュージーランド出身のため、今回はアフリカ出身者を推す声もあったが、アフリカ大陸として候補者を一本化するには至らず、代わりにエジプト、ケニア、ナイジェリアがそれぞれ候補者を輩出。このほか、英国、メキシコ、モルドバ、サウジアラビア、韓国の候補者が名乗りを上げている。

歴代の事務局長に女性はいなかったが、候補者のうち3人は女性。

選出には通常9カ月を要するが、WTOは3カ月で行いたい考えを示している。

Reuters
関連特集: 国際