[東京 25日 ロイター] – 小池百合子東京都知事は25日、ロイターのインタビューで、東京における新型コロナウイルス感染の状況は、以前よりかなり良くなったとし、来年のオリンピック・パラリンピック大会開催に向け、感染拡大防止のために最善を尽くすと述べた。
都知事は世論調査で来年の五輪開催に否定的な声が多いことについて「五輪のホスト都市として、コロナ感染を防止するためあらゆる方策をとる必要がある」との考えを示した。
安倍晋三首相の健康問題が懸念されていることに関しては、「首相の健康状態は良いと思う」とした上で、五輪開催への影響について、安倍首相はブエノスアイレスで素晴らしいプレゼンをし、2020年五輪の東京招致を成功に導いた人であるとし、この問題が「来年東京でオリンピック・パラリンピック大会を開催するか否かに影響を与えることはないと思う」と述べた。
日本では女性の政治家が他の先進国と比べて少ないが、どのような変化が求められるかとの質問に都知事は「女性を政策決定プロセスに入れることが必要だ」とし、自らがリーダーとなった東京都庁や都議会では、女性の割合が高くなったと指摘した。
日本の首相になれば、さらにそれを全国的に進めることができるのではないかとの問いに「私はほぼ1国に匹敵する人口を抱える大都市のリーダーであり、この1400万人をより幸せにすることが私の仕事だ」と述べた。
(宮崎亜巳、吉田まゆ)
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