[シドニー 26日 ロイター] – オーストラリアのモリソン首相は26日、防衛費を10億豪ドル(7億1680万米ドル)拡充する方針を示した。軍の施設・装備品の更新や予備役の増強に充てる。
豪政府は、新型コロナウイルスのパンデミックで打撃を受けた経済支援に約2600億豪ドル規模の対策を打ち出している。
モリソン首相は会見で、コロナ不況から脱し、雇用、経済活動の維持に向けた対策の一環だと説明した。
今回の措置は、防衛費を国内総生産(GDP)の2%以上とする公約にも寄与する。
今年、南東部で起きた大規模な原野火災の被災地域の軍施設を改修する。また2億豪ドルを軍の車両刷新に使う。
さらにパートタイムの予備役を2万7000人増強するのに8000万豪ドル投じる。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。