[15日 ロイター] – 米シティグループ<C.N>幹部のレイ・マグワイア氏(63)が来年のニューヨーク市長選に出馬すると、同氏の広報担当が15日発表した。当選すれば、ニューヨーク市で史上2人目の黒人市長となる。
現職のデブラジオ市長は2期の任期満了に伴い退任する。
ロイターが確認したシティの社内メモによると、コルバット最高経営責任者(CEO)は社員に対し、マグワイア氏が同社で15年間にわたり様々な役割を果たした後、「長年の夢である公職」の道を歩むために退職すると発表した。
マグワイア氏の直近の役職はシティ副会長。13年間にわたり、同社のコーポレート・投資銀行部門を率いた後、最近はバンキング・キャピタルマーケッツ・アドバイザリー事業の会長も務めていた。2018年にはニューヨーク連銀総裁候補としても名前が挙がっていた。
金融界から政治家に転身するケースは少なくない。01─13年にニューヨーク市長を務めたマイケル・ブルームバーグ氏は金融通信会社ブルームバーグを創業したことで知られるほか、ニュージャージー州のフィル・マーフィー知事はゴールドマン・サックス出身。
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