[台北 4日 ロイター] – 台湾の蔡英文総統は4日、台湾と米国が通商協定を結べば、中国からの「たゆみない脅し」にさらされている台湾に対する米国の支持が強化されることになるとの認識を示した。
台湾は長年、米国との通商協定締結を目指している。蔡総統は8月、米国産牛肉・豚肉の輸入制限を緩和すると発表。通商を巡る米台間の懸案事項の1つが解消された。
総統は、米国立法交流評議会(ALEC)への録音メッセージで、通商への依存度を踏まえると、台湾は貿易パートナーとの経済関係を強化する必要があると強調。「米国との通商協定締結に向けた進展を心待ちにしている」と述べた。
総統は、通商協定締結への米政治家からの超党派の支援に謝意を示した上で「こうした協定が締結できれば、われわれの緊密な経済・通商パートナーシップがさらに強化され、台湾海峡を隔てたゆみない脅しにさらされる中、台湾に対する米国の支持も強まることになる」とした。
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