米郵便公社の告発者「FBIが家族まで嫌がらせ」

2020/12/14
更新: 2020/12/14

米郵便公社(USPS)の契約トラック運転手、ジェシー・モーガン(Jesse Morgan)氏は大統領選挙不正を証言したため、連邦捜査局(FBI)の事情聴取を受け、その過程を「嫌がらせ」と表現した。同氏は12月8日、バノン氏の政論番組「作戦司令室(War Room)」に出演した際、FBI捜査官と郵便公社の保安官らとの面会の一部始終を明らかにした。

同氏は1日、バージニア州アーリントンの記者会見で、選挙の不正行為について証言した。10月21日にニューヨーク州ベスページ村(Bethpage)からペンシルベニア州ランカスター市(Lancaster)にある郵便公社の倉庫まで、28万8000通もの郵便投票を積んだトラックを運転したという。

モーガン氏はFBI査官の一人が尋問中に「私の証言を混乱させたり、または私の話を聞いていなかった」とし、「私の言うことは非常に明白で、あの日の記者会見で話したことと何も変わらない。その目撃情報を彼らに伝えた。しかし、彼らは情報を調査せず、私の家族を訪ね、無関係な質問をしたりして嫌がらせを始めた」と述べた。

モーガン氏は以前メディアのインタビューで、内部告発者として証言したことで職を失う恐れがあるため、妻と口論になったことがあると言っていた。そして、今回の選挙は投票しなかったという。

モーガン氏は番組の最後に、FBIから受けた嫌がらせに悲しい思いをしているが、圧力に屈せず、引き続き国のために立ち上がり、最後までやり抜くと話した。

大紀元はFBIと米郵便公社(本社)に、報道についてのコメントを求めたが返答はない。郵便公社を監督する監察総監室(OIG)の広報担当者はコメントを拒否した。

資金調達サイト「GoFundMe(ゴーファンドミー)」では、モーガン氏ともう一人のUSPS内部告発者イーサン・ピース(Ethan Pease)氏のために、寄付が集まっている。募金の発起人は、両氏が2020年の大統領選挙で不正を暴き国に奉仕していると称えた。

ウィスコンシン州の郵便公社の下請け会社の臨時職員であるピース氏は、モーガン氏とともに1日の記者会見に登場し、同州の郵便局が郵便投票の消印日の改ざんを命じたことを証言した。

ペンシルベニア州エリーにある郵便局で不正があったと告発した職員、リチャード・ホプキンス(Richard Hopkins)氏は先月、郵便公社の調査員から脅迫を受けたことを録音し、その音声をソーシャルメディアで公開した。録音の中で、調査員が「あなたに圧力をかけて頭をクリアにさせる」と発言した。

前連邦検察官のシドニー・パウエル氏は11月13日、FOXニュースのインタビューで、大統領選での不正行為をめぐって、FBIの唯一の動きが、連邦郵便局の目撃証人を脅し、告訴を取り下げさせることだったと批判し、法執行機関の関係者にも不正疑惑があると示唆した。

(翻訳編集・王君宜)

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