アリゾナ州議員がマリコパ郡に召喚状 スキャン票とドミニオン機の監査を命令

2020/12/17
更新: 2020/12/17

アリゾナ州の上院議員は12月14日、同州で最も人口の多いマリコパ郡に召喚状を発行し、スキャンされた投票用紙、投票機、そして集計ソフトを監査するよう命じた。

アリゾナ州上院議長のカレン・ファン議員(共和党)は、上院司法委員会の委員長を務めるエディ・ファーンズワース上院議員(共和党)が、マリコパ郡監督委員会に召喚状を送達したと発表した。

ファン議員は声明で、「一つ目の召喚状は、スキャンされた投票用紙の監査を命じている。2020年大統領選挙で、マリコパ郡で開票されたすべての郵便投票用紙のスキャン画像を収集する。二つ目の召喚状は、2020年大統領選挙で使われた投票集計機器と集計ソフト、そして選挙管理システムの全面的な法科学監査を命じている」と発表した。

召喚状は、2020年12月18日午後5時までに、これらの情報を上院司法委員長に届けるよう命じている。

マリコパ郡監督委員会の委員長であるヒックマン氏は、15日に行われた6時間に及ぶ公聴会で議員たちに、すでに監査の計画はあるが、訴訟が進行中であるため、先に進むことができないと語った。

「この訴訟が終わるのを待たなければならない」と彼は話した。「そうすれば監督委員会は、より自由に機器を調べることができる」

監査の結果、選挙結果が誤っていることが明らかになれば、議員らがアリゾナ州の選挙人票に異議を申し立てるのに役立つと彼は述べた。

2020年10月31日、アリゾナ州フェニックスのマリコパ郡での集計作業 (Courtney Pedroza/Getty Images)

ファーンズワース議員は15日の公聴会で、「われわれの有権者は、今回の選挙は公正さが損なわれたと感じている。私は上院司法委員会の委員長としての権限を行使し、上院議長の全面的な支持を得て、集計ソフトと投票用紙を監査する召喚状を発行する」と述べた

ファーンズワース氏は14日の選挙監視公聴会で、「改ざんと詐欺が行われた証拠がある」と述べている

アリゾナ州共和党はツイッターに、召喚状は「選挙の透明性と公正さのための歴史的な瞬間だ!」と投稿した

11月30日に開かれた公聴会で、トランプ陣営はアリゾナ州議員らに対して選挙詐欺や他の不正行為の申し立てを説明した。召喚状はその後に発行された。

公聴会の主な疑惑の一つは、マリコパ郡の共和党議長リンダ・ブリックマン氏からのもので、彼女はドミニオン機に入れられたトランプ票がバイデン票として集計されたのを目撃したと主張した

ドミニオンの集計ソフトと集計機は28の州で使用されており、全米で選挙不正疑惑の焦点となっている。

ミシガン州アントリム郡で行なわれたドミニオン機の法科学監査の報告書が14日に公開され、同集計ソフトは「組織的な不正を引き起こし、選挙結果に影響を与えるために、意図的にエラーが設計された」と結論づけた。ドミニオンは15日に調査結果を否定し、「アントリム郡や他の地域で票を『すり替えた』集計ソフトの『不具合』はなかった」と述べた。

ドミニオンの最高経営責任者(CEO)ジョン・パウロス氏は15日にミシガン州の議員らに対し、同社の集計機は「票の変更や削除」には関与しておらず、集計機の票数の不一致は投票用紙を参照することで調査できると話した。さらに、同社が製造する投票機の一部はインターネットに接続できると述べた。

投票機のネット接続は禁止されている。ミシガン州で開票日の11月3日、ドミニオン集計システムがインターネットに接続されていたという証言が出ていたが、同社は否定している。

(大紀元日本ウェブ編集部)