ジョージア州のブラッド・ラッフェンスパーガー州務長官は12月17日、州の159の郡全てで郵便投票の署名監査を行うと発表した。
ラッフェンスパーガー州務長官は、ジョージア大学と提携して監査を行うと述べ、この提携が将来の選挙でジョージア州の不在者投票システムに「自信をもたらす」と述べた。
彼は声明で、「われわれは、ジョージア州の選挙が安全で、信頼でき、効果的であることを確信している」と述べた。
「ワシントンD.C.の専門家たちによる果てしない訴訟や突拍子もない主張の中、信頼できる報告をすべて調査しているが、私たちは広範囲に及ぶ選挙詐欺の実際の証拠を見ていない。それでもわれわれはジョージア州の投票システムへの信頼をさらに高めるために、ジョージア大学とこの署名監査で協力することを楽しみにしている」
ラッフェンスパーガー氏はジョージア大学公共国際関係学部の研究者らに監査を依頼し、中には「11月3日の大統領選で各郡で扱われた無作為の票の署名照合」も含まれる。
研究者らはまた、各郡の不在者票と封筒の署名照合プロセスを調査する。
「ジョージア大学は、各郡が大統領選挙で集計した票の封筒上の署名サンプルを調査する。この調査は将来を見据えたもので、ジョージア州での将来の選挙戦に備えて選挙管理者に問題を通知し、プロセスを最適化することを目的としている」とラッフェンスパーガー氏は話した。
彼は、監査は「11月の選挙結果を変えることはない」と主張した。
今回の監査は、ジョージア州で1月5日に行われる2回の上院決選投票のわずか数週間前に発表された。この決選投票で、どちらの政党が連邦議会の上院を支配するかが決まる。
ラッフェンスパーガー氏は以前、同州で3番目に人口の多い郡であるコブ郡で不在者票の封筒の署名照合を発表している。
この監査では、統計的に有意な数の不在者票の封筒の署名を、ジョージア州の有権者登録システムに登録されている署名と比較する。
3回目で最後の再集計の後、バイデン氏はジョージア州で1万1779票(0.2%)の差で勝利した。
トランプ陣営と他の団体は、複数の州で確認され、または申し立てられている不正行為があったと指摘して、選挙結果に異議を唱えている。
ジョージア州のブライアン・ケンプ知事の広報担当者によると、12月初め、トランプ氏はケンプ知事と電話会談を行った。
大統領は12月5日のツイッターの投稿でこの会談に言及し、ジョージア州の不在者投票の署名監査を求め、プロセスに不備があると主張した。
「ケンプ知事または州務長官が簡単な署名確認を許可すれば、私は簡単かつ迅速にジョージア州で勝てる」とトランプ氏は書いた。「(署名確認は)行われておらず、大規模な不一致が見つかるだろう。なぜこの2人の 『共和党員』はノーと言っているのだろうか?もし私たちがジョージア州で勝てば、他のことも全て解決できる!」
ケンプ知事は大統領のツイートに返答し、「今朝大統領に話したように、われわれの選挙プロセスへの信頼を回復し、ジョージア州で合法な票だけが集計されるようにするため、私は公に3度(11/20、11/24、12/3)署名監査を求めた」と書いた。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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