[シドニー 21日 ロイター] – オーストラリアのペイン外相は21日、中国の広域経済圏構想「一帯一路」に関連して、ビクトリア州政府と中国が締結した契約2件を撤回したことを明らかにした。
ペイン外相は、新たな制度の下で、同国の州や大学が外国と締結した契約を見直すことができる。
同相は、ビクトリア州と中国が2018年と2019年に合意した契約2件を含め、計4件の契約を撤回することを決めたと表明。
「この4件の取り決めは、オーストラリアの外交政策と矛盾しているか、2020年の豪外国関係法に沿った外交関係に反すると考えている」との声明を発表した。
在オーストラリア中国大使館は「強い不快感と断固とした反対」を表明。「オーストラリアが新たに中国に対し理不尽かつ挑発的な行動を取った」とし、「オーストラリア政府が中豪関係の改善に誠意を持っていないことが改めて示された」と批判した。
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