[東京 30日 ロイター] – 客船運航会社の郵船クルーズは30日、「飛鳥II」の乗客1人が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。飛鳥IIは航海を中止し、神奈川県の横浜港へ向かっており、最速で5月1日の昼過ぎに到着する。
同船には、乗客295人・乗組員425人の計720人が乗船していた。
同船は29日に横浜港を出発。郵船クルーズによると、乗船前のPCR検査で全員が陰性であることを確認したが、緊急事態宣言の発令など感染が拡大していることを受けて、緊急で当日の受付時にも検査を実施。出港後の30日午後に1人の陽性結果が判明した。
報告した保健所からは、同室者以外の濃厚接触者はないとの見解を得たという。陽性が確認された乗客の体調は安定し、隔離療養している。陽性者の同室者は1人。
乗船客の下船などは、今後、保健所の指示に従って行うとしている。
飛鳥IIは青森県や北海道を巡り、5月5日に横浜へ帰港する予定だった。
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