[24日 ロイター] – サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)とロシアのパトルシェフ安全保障会議書記が24日、スイスのジュネーブで協議を開いた。両政府は、バイデン米大統領とプーチン・ロシア大統領による首脳会談を調整する上で重要な一歩になったとの見解を示した。
ホワイトハウスの声明とタス通信が伝えたロシア安全保障会議の発表によると、サリバン、パトルシェフ両氏は戦略的安定性に重点を置き、幅広い問題について協議した。
ホワイトハウスは「今回の会合は、計画されている米ロ首脳会談に向けた準備で重要な一歩だった。首脳会談の日時と場所は今後発表する」とした。「双方は、多くの分野で相互に受け入れ可能な解決策が見いだせるという自信を表明した」と説明した。
両政府は、2国間関係の正常化は両国の国益に合致すると表明した。
バイデン大統領は今月、プーチン氏と近く会談を開くことに期待を示し、首脳会談前に両国の隔たりを埋める必要はないと指摘した。
バイデン氏は、英国で開かれる主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)やベルギーの首都ブリュッセルでの北大西洋条約機構(NATO)加盟国との協議のため、6月半ばに欧州を訪問する予定で、米政権はプーチン大統領との第三国での会談も日程に盛り込みたい考え。
スイス紙は24日、関係筋の話として、米ロ首脳会談がスイスで開かれると報じた。米代表団が準備目的で既にジュネーブに到着したと伝えた。
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