[シンガポール 7日 ロイター] – シンガポール保健当局は7日、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンを接種数の統計から除外したと発表した。
当局は声明で「接種数の統計は、政府の予防接種プログラムに基づいて接種した人のみを反映している」と説明。
現時点では、シンガポール政府による接種数統計には、米モデルナ、および米ファイザーと独ビオンテック/コミナティのワクチンを接種した人のみを含んでいる。シノバックの「コロナバック」は含まれておらず、同社からのデータ待ちの状態にある。
しかし、世界保健機関(WHO)による緊急使用承認を受け、民間医療機関による「コロナバック」の特例使用は認められている。一部医療機関では、国内にある20万回分の「コロナバック」の在庫を利用することが可能となっている。
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