[ハバナ 13日 ロイター] – 世界のネット接続状況を監視する英ロンドンに拠点を置くネットブロックスによると、キューバではフェイスブックやワッツアップ、インスタグラムなどのソーシャルメディア(SNS)へのアクセスが制限されている。
キューバでは11日、数十年ぶりの規模とされる反政府抗議デモが国内各地で起きた。社会主義国キューバでデモは異例。
ロドリゲス外相は会見で、政府が意図的にインターネット接続を制限しているのではないかとの質問に対して、状況は「複雑だ」と答えた。停電が通信サービスに影響を与える可能性があるとし、「キューバは自国を守る権利を決して放棄しない」と説明した。
テレグラムとインスタグラムやワッツアップを所有するフェイスブックはコメントの要請に応じていない。ツイッターは、サービスの遮断は確認していないと説明した。
米国務省のプライス報道官は13日の会見で、キューバ政府に対して全ての通信手段を開放するよう求めた。「テクノロジーを遮断し、情報経路を遮断することは、キューバ国民の正当なニーズと望みに応えるものではない」と語った。
一方、国営メディアは13日、ラウル・カストロ前第1書記が「挑発的行為」に対処するため、11日の党政治局会議に参加したと伝えた。
カストロ氏は4月の共産党大会で党トップの第1書記を退き、後任にはディアスカネル大統領が就任した。ディアスカネル氏は4月に最重要事項に関しては今後もカストロ氏に相談すると述べていた。
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