[ワシントン 19日 ロイター] – 米国防総省は、オースティン国防長官が今月、東南アジアを歴訪すると発表した。在ベトナム米大使館によると、フィリピン、シンガポール、ベトナムが訪問国に含まれる見通し。
同省のカービー報道官は今回の歴訪を通じて「インド太平洋の枠組みの根幹として東南アジアと東南アジア諸国連合(ASEAN)を重視するバイデン政権の姿勢が示される」と説明した。
在ベトナム大使館によると、歴訪は今月23日からとなる。フェイスブックの投稿で「米国の同地域への永続的なコミットメントや、同地域でのルールに基づく国際秩序とASEANの中心性確保へのわれわれの関心が歴訪で鮮明になる見通し」とした。
中国が東南アジアの貿易で影響力を発揮し、南シナ海での軍事活動で地域の緊張を招く中、バイデン政権は米国の存在感を高め、より大きな役割を求められる存在に格上げしたい考え。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。