【史上初】陸上自衛隊空挺部隊、米「グリーンベレー」とグアム島で共同空挺訓練

2021/08/03
更新: 2021/08/03

陸上自衛隊の第1空挺団は7月30日、「グリーンベレー」の通称で知られる米第1特殊部隊群とグアム島にて共同空挺降下訓練を行った。空挺隊員が日本国内で輸送機に搭乗し、海外に直接飛行して降下する訓練は陸上自衛隊にとって初となる。今回の訓練は米軍がインド太平洋地域で実施する大規模な演習「ディフェンダー・パシフィック21」と連接したものであり、離島防衛を想定している。

米第1特殊部隊群はアメリカ陸軍の特殊部隊であり、対ゲリラ・対テロ作戦の実績を持つ。岸信夫防衛大臣は訓練について、「陸自初の海外直接降下訓練を日米共同で実施。離島防衛を想定、即応力強化が目的」とツイートした。

米第1特殊部隊群は公式ツイッター上で、「両国の空挺隊員がともに訓練を行うことにより、地域における信頼できるパートナーとして相互のコミットメントを示すと同時に、より強固な関係を構築した」と投稿した。

(王文亮)

関連特集: 日本の防衛力