皿や箸に残る細菌 あなたの洗い方は大丈夫?

お皿やおを洗うとき、お箸を重ねてこすったり、お皿やお箸を洗った後、乾かさずに積み重ねたりしてはいませんか? 間違った方法で洗うと、食器の細菌を増殖させ、健康にさえ影響を与えるかもしれません。そこで食器の片付けをする時、ついついやってしまいがちな行動をいくつかあげてみました。

お箸を重ねた状態でまとめてゴシゴシ洗う。
 

洗う速さを追求するために、箸をまとめて全体を擦り合わせる人も多いです。しかし、これでは箸を1本1本丁寧に洗うことができません。 また、布で強くこすりすぎると、箸に傷がついて、隙間に菌が残ってしまうこともあります。

〇適切な方法 箸をスポンジで優しく洗い、油分や唾液を取り除きます。汚れが落ちにくい油分がある場合は、先にお湯で洗い流すとよりきれいになります。

汚れた食器を重ねてしまう

汚れた食器を重ねると、2次汚染の危険があり、洗浄も大変になります。

〇適切な方法 生肉用の食器を分けたり、油ものの食器と、野菜や果物用の食器を分けたりするなどの工夫をします。油分の多い料理は、ペーパータオルで油分を拭き取ると洗いやすくなり、配管の詰まりも防げます。

食器が乾く前に片付ける

湿度が高いと、細菌が繁殖したり、食器にカビが生えたりします。

〇適切な方法: 洗った食器を自然乾燥させるか、キッチンタオルを使用して、拭いてから保管してください。 箸は、洗った後に頭を上にして置いてください。箸立ての底は、汚れが落ちにくく、水分も残っており細菌が繁殖する原因になる。

食器は空気乾燥させるか、キッチンタオルなどで乾かしてから収納しましょう(Wakko / PIXTA)

 

汚れた食器に直接食器用洗剤をかけてしまう

食器用洗剤が食器に残ってしまうことがあります。

〇適切な方法 洗い桶にぬるま湯を入れ、食器用洗剤を追加します。それが希釈されるのを待ってから洗浄します。強力な洗浄力があるだけでなく、洗剤が残留するリスクもありません。

洗剤を大量に使う

市販の食器用洗剤には、人工的な添加物が含まれており、使いすぎると添加物が残留する恐れがあります。

〇適切な方法 米のとぎ汁、ソーダ水、塩、レモンの皮などの天然洗剤を上手に活用しましょう。

消毒したことがない

どんなにきれいに食器を洗っても、すべての細菌を取り除くことはできません。

〇適切な方法 自宅に食洗機がない場合は、熱湯を使って3~5分程度、食器を煮沸すると、消毒することができます。

食器をいくらきれいに洗っても、すべての菌を取り除くことはできないので、定期的な消毒が一番です (Shutterstock)

 

(翻訳編集・里見)