[ワシントン 13日 ロイター] – バイデン米政権のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日、リトアニアのシモニーテ首相と会談し、台湾の代表機関の名称を巡って中国の圧力を受けているリトアニアへの支持を改めて強調した。
台湾は7月、リトアニアの首都ビリニュスに代表機関を設置すると発表。名称を「駐リトアニア台湾代表処」とするとした。これを受け中国は先月、リトアニアに対して駐中国大使を引き揚げるよう要求、中国の駐リトアニア大使を召還する方針も表明し、リトアニアへの圧力を強めている。
欧米にある台湾の他の代表機関は「台北」という呼称を使っており、「台湾」と呼ぶことを避けている。
13日に公表された米ホワイトハウスの声明によると、サリバン大統領補佐官はリトアニア首相との会談で「2国間関係の強さを確認」した。
両者は会談で経済、外交、防衛面における協力の深化に向けた取り組みについて議論し、サリバン大統領補佐官は「中国からの抑圧に直面するリトアニアに対する米国の強力な支持を改めて表明した」という。
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