[ローマ 29日 ロイター] – 20カ国・地域(G20)議長国を務めるイタリアのドラギ首相は29日、アフガニスタン問題を討議するための臨時会合を10月12日に開催すると発表した。
ドラギ氏はロシアのプーチン大統領のほか、中国の習近平国家主席を含む世界の首脳とアフガニスタン問題を巡り協議。危機解決のための戦略を策定する臨時会合開催に向け地ならしを行ってきた。
記者会見で「G20の間に共通の目標があるか見極めなければならない。もはや人命救助のみに注力しなくてはならない段階に達した」とし、「世界の最も裕福な国は、人道的な大惨事を防ぐ責任を負っている」と指摘。アフガニスタンが武装集団の温床にならないよう、国際社会は戦略を策定する必要があると述べた。
臨時会合は10月30─31日にローマで開かれるG20首脳会談を前に開催。カタールのほか、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、国連も参加する。
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