[東京 12日 ロイター] – 自民党は12日、ホームページ上で8日公表した衆院選公約について記者会見を行い、高市早苗政調会長は新型コロナウイルス対策や成長と分配の重視など8つ柱から成ると説明した。岸田文雄首相が総裁選で掲げた政策を含め党内各種の意見を反映している。
高市政調会長は「コロナ後初めての全国的な国政選挙で、岸田新総裁のもとの政権選択の選挙となる。わが国の未来をどう描くかしっかりと国民に訴えたい」と強調した。
衆院選公約の概要
1:コロナ対策
─人流抑制や医療体制確保のため行政が強い権限を持てる法改正
2:新しい資本主義を実現する成長・分配政策
─賃上げに積極的企業への税制支援
─企業業績の四半期開示見直し
3:農林水産業
4:地方活性化「デジタル田園都市」構想
5:経済安全保障強化
─戦略技術・物資の特定と技術流出等の防止のため「経済安全保障推進法」を策定
6:外交・安保
─相手領域内で弾道ミサイル等を阻止する能力の保有含め抑止力向上させる新たな取り組み
─対GDP比2%以上も念頭に防衛関係費増額目指す
─海上保安庁の体制拡充と自衛隊との連携強化
7:教育など
─LGBTに関する理解増進議員立法の速やかな制定実現
─氏を改めることによる不利益をさらに解消
8:憲法改正
─改憲4項目に理解を得るため全国各地で丁寧な説明
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