[北京 13日 ロイター] – 中国政府は、北部の鉄鋼産業に対し11月15日から来年3月15日まで生産削減を要請した。鉄鋼生産削減目標の達成と大気汚染対策が目的。
工業情報省と生態環境省は13日発表した共同声明で、製鉄所に今年の生産が昨年を超えないようにする計画の順守を要請した。1─8月の国内鉄鋼生産は前年比5.3%増加している。
来年1月1日─3月15日の鉄鋼生産は前年同期より30%程度抑制しなければならない。
対象となるのは、首都北京と周辺の28都市、山東省と河北省の8都市。これらの都市の昨年の総粗鋼生産は全体の40%以上を占めた。
中国政府は、今年の粗鋼生産が前年を超えないことを目標としている。
政府の生産規制を背景に、9月の鉄鉱石輸入は前年比12%減少した。
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