[東京 26日 ロイター] – 岸信夫防衛相は26日の閣議後会見で、中国・ロシアの海軍艦艇が同時に日本を周回するような形で航行したことに関し「大規模かつ長期間にわたる活動は初めての確認で、極めて異例」と指摘した。その上で「わが国に対する示威活動を意図したもの」との見解を示した。
岸防衛相は、今回の中ロ艦艇の活動は「わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増していることが如実に示されたもので、地域の平和と安定の観点からも重大な関心をもって注視すべき」と語った。
中国とロシアの海軍は17─23日に西太平洋で巡視活動を実施した。 日本の防衛省によると、18日に中ロの艦艇10隻が津軽海峡を太平洋に向かって通過し、その後南下。22日には大隅海峡を東シナ海に向けて航行した。
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