[プノンペン 28日 ロイター] – カンボジアのソコン外相は28日、2022年に東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国に就任した際には、ミャンマーの軍事政権に対して反対勢力との対話を促すとの方針を表明した。ロイターに述べた。
ソコン外相は、ミャンマーは「内戦の危機に瀕している」と警告した上で、ASEAN議長国就任時に新たなミャンマー特使を任命すると述べた。現在のミャンマー特使は、ASEANの現議長国であるブルネイが指名したエルワン・ユソフ氏が務めている。
ソコン外相はロイターに「われわれは皆、加盟国の内政に干渉しないという原則を尊重しているが、ミャンマーの状況は引き続き深刻な懸念の対象となっている」と強調。「地域全体、ASEANの信頼性、そしてミャンマーの人々にマイナスの影響を及ぼしている」とした。
ASEANは今週、首脳会議など一連の会合を開催したが、2月のクーデターを主導したミャンマー国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官の参加を認めなかった。
ソコン外相は、総司令官の排除を支持するとしつつも、排除継続について話すのは「現時点では」不適切とも指摘。「状況が変わるかもしれない。ミャンマー次第だ」などと語った。
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