[バチカン市 29日 ロイター] – 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、ローマ教皇フランシスコに謁見した。韓国と北朝鮮の軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)の有刺鉄線で作った十字架を贈り、あらためて北朝鮮訪問を要請した。
大統領はカトリック教徒で、ローマで開催された20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するため同地を訪れ、バチカン(ローマ教皇庁)によると、教皇と私的に約25分間対話した。
大統領府は教皇が、「招請があれば、平和のために喜んでに支援に行く」と述べたと発表した。
文大統領は2018年に教皇に謁見した際、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記からの口頭の訪朝招請を伝えた。バチカン(ローマ教皇庁)当局者らは当時、平和の助けになるなら教皇は一定の条件下で訪問を検討すると明らかにしていた。
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