雲南省法輪功学習者が死去 独房に長期収容 4年間「日光を浴びず」

2021/12/21
更新: 2021/12/21

法輪功情報サイト「明慧網」5日付によると、中国雲南省昆明市の法輪功学習者、普政さん(男性)は、刑務所で長期的な拷問を受け、体が衰弱し、2017年に亡くなった。享年39歳。4年間も独房に収容されていた。

情報筋によれば、普さんは2001年9月23日、法輪功迫害に関する資料を市民に配布したため、地元警察に拘束され、3カ月間の強制労働を言い渡された。05年9月17日、普さんは再び拘束され、翌年3月末に懲役4年を言い渡された。

刑務所は、法輪功の修煉をやめないと表明した普さんを雨漏りする独房に収容した。部屋にはベットなどはなく、薄い布団しかなかった。湿気が多く、室内は常にジメジメしていた。雨が降ると水浸しとなり、座ることも寝ることもままならなかった。毎朝、刑務官らは普さんの両腕を独房内の鉄柵に縛り、殴る蹴るの暴行を加えた。

刑務官は普さんに25キロの足かせを取り付けた。足かせを長く取り付けられたため、ネジが錆びて、外せなくなったという。

普さんはこの4年間、日光を浴びたことがなかった。2009年、刑期が終了する直前、刑務官らは食事に得体の知れない薬物を混ぜ、普さんに与えた。同年9月16日に解放されたとき、肺結核を患った。帰宅後も、普さんは体調が優れず、しばしば喀血していた。17年に死去した。

(翻訳編集・張哲)