米国国立公文書館(NARA)は15日、ジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺に関連する約1500点の機密文書を公開した。機密解除された文書は90%以上に達し、ホームページで誰でも見ることができる。来年12月15日までに残りの未公開文書も公開される予定。
国立公文書館は1992年11月に約500万ページの記録からなるケネディ氏の暗殺記録コレクションを設立した。その多くは1990年代後半からアクセス制限なく公開されている。
この事件に関連する法律では、機密文書は2017年10月までに全文公開することが定められていたが、前トランプ政権およびバイデン政権は安全保障上の理由から延期していた。今後、国立公文書館は他の政府機関とともに、簡略化された文書1万4000件以上と全文非公開の520件についても公開に向けた「厳格な審査」を行っているという。
ケネディ暗殺事件を調査した政府のウォーレン委員会(大統領特命調査委員会の通称)は、ケネディ氏の暗殺はリー・ハーベイ・オズワルド単独の犯行と結論付けた。
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