[東京 5日 ロイター] – 新型コロナウイルスの新規感染が国内各地で急増し、東京都の5日の感染者は390人と前日から2.6倍に拡大した。感染力の強いオミクロン株が広がり、沖縄県は新たに623人、大阪府は244人の陽性者を確認。TBSによると、全国では約3カ月ぶりに2000人を超えた。
後藤茂之厚労相は記者団に対し、「第6波が始まっているかどうか、明言して答えられる状況にはない。一部地域ではオミクロン株の感染が急速に拡大しているが、それぞれの地域の状況を見ながらしかるべく対応していく」と語った。
東京都の1日の感染者が300人台となるのは、昨年9月26日以来。前日4日の151人から大幅に増加した。産経新聞は、都がまん延防止等重点措置の適用を要請する方向で調整していると報じた。
4日の225人から感染が急拡大した沖縄県も、まん延防止措置の適用要請を検討。共同通信によると、6日に政府へ要請する。
大阪府は4日の124人からほぼ倍増。吉村洋文知事は5日午後、記者団の取材に応じ、「感染拡大のスピードはやはり速い。今後も感染拡大が進むと思う」と語った。
(青山敦子、久保信博、内田慎一、田中志保)
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