[ニューヨーク 9日 ロイター] – 米ニューヨーク市ブロンクスの集合住宅で9日、火災が発生し、子ども9人を含む19人が死亡、数十人が負傷した。市当局者が明らかにした。暖房器具が火元とみられる。
火災は19階建ての低所得者向け集合住宅で現地時間午前11時ごろ発生。
当局者によると、32人が重傷で病院に搬送され、合わせて約60人が負傷した。
火元は建物の2─3階部分の部屋で、入口の扉が開けられたままになっていたため煙が建物の全フロアに広がり、煙を吸った人が犠牲になったとみられるという。
消防当局は現場の状況や住人の話などから、電気ヒーターが火元と特定した。
米国では5日にもペンシルベニア州フィラデルフィアの公営住宅で子ども8人を含む12人が死亡する火災が起きたばかりで、低所得者向け住宅の安全基準を巡って議論を呼ぶ可能性がある。
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