[北京 20日 ロイター] – 中国の北朝鮮向け輸出が1─3月に急増した。食用油、小麦粉、医薬品の輸出が大幅に拡大した。
中国税関当局のデータで20日明らかになった。
両国の貿易は、新型コロナウイルス流行に伴う国境封鎖で2020年初めにほぼ全面的に停止されたが、中国は今年1月、北朝鮮行きの貨物列車の運行を再開した。
1─3月の中国の北朝鮮向け輸出は1億7340万ドル。前年同期の1300万ドルを大幅に上回り、2020年第1・四半期の2億1530万ドルに近い水準まで回復した。
輸入は前年同期から5倍以上に増加し、2350万ドルだった。
北朝鮮は、大豆油1640万ドル、パーム油510万ドル、小麦粉430万ドル、炭酸水410万ドルを輸入した。
中国はステロイドの製造などに用いる化合物1130万ドル、たばこ370万ドル超も輸出したという。
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