[シドニー 22日 ロイター] – アジア時間22日の米国債利回りは上昇し、5年債の利回りは2018年終盤以来の高水準となる3.048%に達した。今週に入ってから24ベーシスポイント(bp)上昇しており、2.945%となっている30年債利回りとの差が拡大した。
アナリストが米国金利を巡りこれまで以上にタカ派的な見通しを相次いで示したため、特にイールドカーブのうち「ベリー(お腹)」と呼ばれる中期ゾーンが特に売られ利回りが上昇している。
トレーダーによると、投資家は野村のアナリストが米連邦準備理事会(FRB)による5月の50bpに加え、6月と7月のそれぞれ75bp利上げを予測したことに驚きを示した。
野村のアナリストはノートで「連邦公開市場委員会(FOMC)参加者は今週、そのような行動への扉を開いたように見えた」と指摘。「短期的に、FRBは金利を2.25─2.50%前後の中立的な設定にすることに依然として真剣に取り組んでいる」とした。
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