中国海軍艦艇、相次ぎ日本周辺海域を航行 官房長官「警戒監視活動などに万全期す」

2022/04/27
更新: 2022/04/27

防衛省によると、26日午後11頃から27日未明にかけて、中国海軍のシュパン級測量艦が鹿児島県の口永良部島屋久島周辺の領海に侵入した。中国海軍艦艇による領海侵入は昨年11月に同じ地域で測量艦の通過があった以来で5度目。松野博一官房長官は会見で中国側に外交ルートを通じて懸念を伝達したと述べた。

このほか中国海軍艦艇2隻が26日午前2時頃、沖縄県宮古島の東北東約100キロの海域を北西進し、東シナ海に向けて航行した。2隻は海軍ジャンカイ2級フリゲート1 隻とユージャオ級揚陸艦1隻。海上自衛隊は哨戒機P-3Cなどを派遣し情報収集と警戒監視を行った。

中国海軍の日本周辺海域での航行について、松野氏は「動向を引き続き注視するとともに、わが国周辺海域や空域における警戒監視活動などに万全を期していく」と述べた。

日本の安全保障、外交、中国の浸透工作について執筆しています。共著書に『中国臓器移植の真実』(集広舎)。
関連特集: 日本の防衛